コナー・マクレガー対フロイド・メイウェザーが実現しうる理由

By Scott Rafferty
「エゴとマネーが関わってくると、人はリスクを取るものだ」 (Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images/Ezra Shaw/Getty Image)
コナー・マクレガー対フロイド・メイウェザーの試合が実現するのではないかとみんなが騒いだ時のことを覚えているだろうか? このウワサがまたしても再燃中だ。

この2選手の間でのトラッシュトーク(挑発)は、米メディアTMZがメイウェザーに、UFC 205でのマクレガーとエディ・アルヴァレスの試合を見たかと尋ねた数日前から気圧が高まり始めた。メイウェザーは、マクレガーがビッグファイトをやっていたなんて知らなかったと語り、さらにいい加減に自分とマクレガーを比べるのはやめるべきだ、全くの侮辱であると論を進めた。ほどなくマクレガーは、全く期待通りの反応を見せ、UFCプレシデントのデイナ・ホワイトまでもが、メイウェザーの試合は「コナーが見せたような戦いからはほど遠い」と語り挑発合戦に参加している。

その後マクレガーは、自分が定める条件であればメイウェザーと戦ってやると明言した。その条件とは、ボクシングのリングで戦うこと、そしてファイトマネーはメイウェザーとマニー・パッキャオが昨年戦った時と同レベルの1億ドルとすることである。このマクレガーの申し出に対して、メイウェザーはいまだ反応を見せていない。

おそらく我々は期待すべきではないのだ。これまでの通り、こうした盛り上がりもやがて立ち消えになるのは時間の問題である可能性が高い。しかし、ESPNのスコット・ヴァン・ペルトは今回、かなり楽観的な立場を取っており、これ以上のさしたる情報やあてになる情報源もないまま、両者は近いうちに戦うことになると本当に信じている。

「エゴとマネーが関わってくると、人はリスクを取るものだ」とヴァン・ペルトは語っている。「ここで掛けられているエゴとマネーはバカバカしいまでに巨大だ。お互いがお互いに、他の選手ではあり得ないようなリスクと見返りを提供できる。フロイドの戦績は49勝0敗で、これまでに負けたことがない。この完璧なレコードを、よりによってMMAファイターに破られるというのは、しっかりと踏まえないといけないリスクだ。しかしマクレガーにとっても、オクタゴンから踏み出して、別のルールが支配するリングに上るというのはいっそう厳しい話になる。だからこそマクレガーはすでに大きなアンダードッグ(賭けで敗戦が予想される側)になっているのだ」

ここでさらに、ヴァン・ペルトはこの試合が最大で5億ドルを稼ぎ出すだろうと信じている。彼が言っている巨大なマネーとはそういう話だ。マクレガーもメイウェザーも、ともに賢いビジネスマンでもある。こんな額の現金を断るビジネスマンはそんなにいないだろう。

ヴァン・ペルトはさらに、マクレガーもメイウェザーも、必ずしも戦う必要はないとはいえ、大金が絡んだ「すごい見世物を作り出したい欲求」さえあれば、それだけで試合が実現するかもしれないと語っている。彼と同様に、我々も最終的にこの試合が実現することを願うばかりである。





Translation by Tetsuya Takahashi

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