韓国・朴槿恵大統領の大スキャンダルで日韓合意はどうなるのか?

By Ito Wagatsuma
(Photo by Kim Hong-Ji-Pool/Getty Images)
韓国・朴槿恵大統領のスキャンダルにより、慰安婦問題での日韓合意への影響はあるのか。大統領スキャンダル発覚後、韓国の駐日外交関係者へインタヴューを行った。

韓国の朴槿恵大統領の前代未聞のスキャンダルが連日のように日本のメディアを賑わせている。これほど韓国の最高権力者のスキャンダルが日本でトップニュース扱いで報じられるのは過去に例がない。

もし、韓国大統領が任期中に辞任となれば、韓国憲政史上初めての事態であり、任期も残り1年という中、レームダック化に加え今回のスキャンダルで大統領の支持率は5%ともはや韓国の元首が機能しない状態に陥っている。

ここで心配されるのは日韓関係への影響だ。

昨年末の12月28日に突然発表され驚かせた慰安婦問題での日韓合意はどうなるのだろうか。この日韓合意では、慰安婦の問題について安倍晋三首相の「心からお詫びと反省の気持ち」を表明することや、「最終的かつ不可逆的」な解決とすることが盛り込まれ、「和解と癒やし財団」を設立し、日本政府が元慰安婦支援などへ使う目的で10億円を拠出することや「従軍慰安婦」を象徴する少女像の撤去へ努力することなどで合意している。

日本はこれまでも強大な権力を持つ韓国大統領が代わるたびに以前の合意を反故にされたり、蒸し返されたりと苦い経験をしている。当然ながら今回もと心配する声が上がっている。

この件を大統領スキャンダル発覚後の11月中旬に韓国の駐日外交関係者へ尋ねてみた。

国家の一大事のため少しは焦った素振りを見せるかと思ったが、指示されているのか非常に冷静に落ち着いた雰囲気でインタビュー場所へあらわれた。

ー単刀直入に日韓合意がひっくり返ることはありえるのか?

「それはないです。国家と国家が決めた約束であるし、諸外国へも広く示したものなので、ここで合意がひっくり返るようなことがあれば、韓国の国際信用やメンツにも関わりますから。日韓合意は、首脳同士が合意してすでに官僚レベルへ落とされているものなので大統領に問題があっても合意したことは官僚が着々と実行していきます。韓国は官僚機構がしっかりしているので問題はないです」

ー大統領のスキャンダルが外交方針へ影響するのでは?

大統領の問題は内政問題なので外交には影響ありません。

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