ストーンズには、『悪魔を憐れむ歌(原題:Sympathy for the Devil)』のように意味深な歌詞の曲もあれば、『リトルT&A』のようにキースが、あるグルーピーの"乳と尻(Tits & Ass)"のことを3分間ひたすらわめき続けるような曲もある。この曲は前年にリリースされたアルバム『エモーショナル・レスキュー』の頃に作られたが、アルバム『刺青の男』まで日の目を見なかった。この曲がリリースされる頃、キースは将来の伴侶パティ・ハンセンと付き合っていたが、彼女はもちろんこの曲を気に入らなかった。キースの2人の娘たちはお気に入りだというこの曲は、1982年以来セットリストから消えていたが、2006年にビーコン・シアターでのライヴで復活し、マーティン・スコセッシ監督ドキュメンタリー映画『ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト(原題:Shine a Light)』で観ることができる。