『ウォーキング・デッド』シーズン7でわかる5つのこと

By Noel Murray
『ウォーキング・デッド』シーズン7に登場する、リックとニーガン(Photo by AMC)
ニーガンの弱点からファンの我慢の限界まで、『ウォーキング・デッド』シーズン7で判明した5つのポイントを解説し、前半をおさらいする。

※本記事内には、シーズン7からのネタバレが含まれておりますので、閲覧にはご注意ください。


2016年10月、『ウォーキング・デッド』は同ドラマ史上最高に近い視聴率とともに新シーズンのスタートを切った。嫌味ったらしいニーガンが、有刺鉄線が巻かれたバットで殴り殺したキャラクター(達)を知るため、大勢のファンがチャンネルを合わせたのだ。殺された人物が判明すると、このドラマが巷で話題に上ることは急激に少なくなった。実に残念なことだ。なぜなら、『ウォーキング・デッド』シーズン7で、既に放映された8つのエピソードでは、有望な新しいキャラクターとコミュニティーが登場し、その一方でヒーロー達が直面する非日常的な脅威が浸透しており、面白さを増している。

それでは、血まみれの撲殺シーンが展開されたシーズン初回以降、この番組に対する熱が冷めてしまったものの再び視聴していく気持ちがある人々。もしくは、過去数カ月間のエピソードを振り返りたい人々のために、新シーズンの前半の重要なポイントをおさらいしていく。

1.ニーガンには弱点があった

『ウォーキング・デッド』の製作総指揮を務めるスコット・M・ギンプルは、16年春に放映されたシーズン6が中途半端な終わり方をした理由として、傲慢で横柄であったリックが完全に降伏するストーリーが土台にあった点を挙げている。そのため、エイブラハムとグレンの死でシーズンを終えていたら、この土台が成立しなくなっていたとギンプルは示唆していた。しかし、ファンが「やっとリックは学んだのか!」と納得するのではなく、夏の間ずっと多少を怒りをにじませながらミステリアスな殺人のことばかり考えていた点を考慮すると、ギンプルの目測は外れていたのかもしれない。それでも、ニーガン、そして、ニーガン率いる一見無敵のギャング、救世主に主に焦点を絞ったシーズンの前半のエピソードを検証する際には、脚本家が好むテーマの構造に留意しておくことは悪い考えではないだろう。

今度はそのニーガンが、リックのように自惚れによる天罰を受けようとしているのかもしれない。ニーガンは悪の親玉として登場したものの、ミッドシーズン・フィナーレでは、ニーガンを巡る状況に亀裂が生じ始めたのだ。救世主 - 特に傷を負いながらも誇りを失っていない戦士、ドワイト - は現実的な恐怖によってニーガンに従っているのであって、その考えを支持しているからではない。バットを持ち歩く悪人のニーガンが抱える大きな問題の一つは、無条件の愛を求めることだ。自分の計画を手下がどれだけ信用しているかを誤って解釈し、墓穴掘ることになるかもしれない。
Translation by Kensaku Onishi

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