トランプ次期米国大統領、メリル・ストリープの批判に反撃

By Ryan Reed
メリル・ストリープのゴールデン・グローブ賞の授賞スピーチで批判されたことについて、トランプは「驚きではない」とコメントした。(Photo by Win McNamee/Getty Images,Paul Drinkwater/NBCUniversal via Getty Images)
ドナルド・トランプ次期米国大統領が、「リベラルなハリウッド人」「過大評価されている女優」「大敗したヒラリーの追従者」として、メリル・ストリープの批判に反論した。

ドナルド・トランプ次期米国大統領は1月8日、ゴールデン・グローブ賞でセシル・B・デミル賞を受賞したメリル・ストリープから受賞スピーチで批判を受けたことに対し、「驚きではない」とコメントしたとニューヨーク・タイムズ紙が報じた。トランプは、ストリープの発言を「リベラルなハリウッド人」の言うことであり、ストリープに関しては「過大評価されている女優」だと一蹴した。

「私はこの年、あるパフォーマンスに衝撃を受けました」。ストリープは憂いに満ちた表情で壇上から語りかけた。「今でも忘れることができません。良いパフォーマンスであったからではありません。良い評価を与えられる部分など皆無です。しかし、その狙いは充分に果たすものでした」。ストリープが示唆したのは、トランプがサウスカロライナ州での選挙活動中に障害のある記者を嘲笑した件だ。

ストリープは次のように続けた。「我が国で最も権威ある地位に就こうとする人物が、障害を抱える記者の真似をしたのです。そして、その演者を支持する聴衆はそれを見て笑い、障害者に対する敵意を顕わにしました。その演者は、特権的な権力を持ち、歯向かう者を潰すことのできる人物です。私は胸が張り裂けるような思いでした。その時に見たことが今でも頭から離れません。なぜならそれは映画のワンシーンではなく、現実の世界で起こったことだからです」。

トランプは「誰かをからかったことなんてない」と語り、障害を持つ記者を嘲笑したこと自体を否定した。問題の場面は、2001年9月のアメリカ同時多発テロ事件の話をすり替えて自分を悪者にしようとした記者が卑屈に振舞った様子を真似しただけだ、としている。「私がその記者に質問をしたら、記者はビビッてた。彼が内容を捻じ曲げていたからだ。そのことについて述べたまでだ」。

「皆が私がその記者をバカにしたかのように言う。メリル・ストリープやそれに同意する人々はまるで私の心を読めるかのように振る舞っている。私は彼らが言うようなことはしていない」とトランプは続けた。また、ストリープを"ヒラリー大好き人間"だとし、先の大統領選の対戦候補者の名前を挙げて反論した。

1月9日、トランプはさらに自身のツイッターにストリープを「最も過大評価されている女優の一人」であり「大敗したヒラリーの追従者」だと書き込んだ。そしてメディアも「非常に不誠実」であると批判した。

ゴールデン・グローブ賞でハリウッドスターから批判を受けたトランプだが、1月20日の大統領就任式では多くのハリウッドからの客人の参加を期待しているともニューヨーク・タイムズ紙の取材に対し語っている。「就任式は素晴らしく、おそらく史上かつてない記録的なものとなる。映画界やエンタテインメント業界からも多くのスターが訪れるはずだ。ワシントンの全てのドレスが売り切れる。就任式用に質の良いドレスを見つけるのは困難を極めるだろう」。

1月9日の時点でトランプの大統領就任式でのパフォーマンスが予定されているのは、ザ・ラジオシティ・ロケッツ、モルモンタバナクル合唱団、そしてアメリカズ・ゴット・タレントの準優勝者ジャッキー・エヴァンコのみ。多くのアーティストは、大統領就任式でのパフォーマンスに消極的な姿勢を見せている。

Translation by Yu Sekine

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