トランプ大統領就任初日の首都ワシントン

By Tessa Stuart
ドナルド・トランプが大統領に就任した2017年1月20日、ワシントンD.C.で反トランプの声を上げる人々(Devin Yalkin for Rolling Stone)

ペンシルヴェニア・アヴェニューから数ブロックの場所では、パレード用に設置された階段状のベンチに座る人の姿はほとんど見られず、見物人もせいぜい数人しかいなかった。フランクリン・スクエアに集まったデモ隊はリムジンに火を放ち、「燃えちまえ!」と誰かが叫び、トランプ関連グッズなどを燃やした。ある路上販売者は機転を利かせ、Tシャツに"燃料"と描いて売り出した。


(Devin Yalkin for Rolling Stone)

リムジンが燃やされてからまもなく、機動隊がK・ストリート沿いに配置された。デモ隊は機動隊の隊員たちが近づくと、レンガやボトル、木材を投げつけた。それに対し機動隊はペッパースプレーやゴム製手榴弾で応戦した。また、ゴム弾が使用されたとの情報もあるが、D.C.警察のスポークスマンはこれを否定している。午後6時までに、217名のデモ参加者が拘束された。

午後7時25分、トランプ大統領は、国防長官と国土安全保障長官の就任に必要な書類に署名した。さらに、「医療保険制度改革法に関する国家公務員の負担を軽減する」という曖昧な内容の大統領令も発令した。同法は、議会の共和党議員が廃案に追い込もうとして動いている。午後8時、首席補佐官のラインス・プリーバスは、全ての政府機関のトップ宛てに、同法に関連する"あらゆる新規または保留中の規制"を凍結するよう通達した。

午後9時30分、トランプ一家を乗せた車列がリバティ・ベルへ向かって疾走し、その後フリーダム・ベルへ向かった。トランプ夫妻は、見つめ合いながらフランク・シナトラの『マイ・ウェイ』に合わせて踊り、トランプは「大統領になってもツイートを続けるべきか?」とジョークを飛ばした。代表取材記者のレポートによると、リバティ・ベルからフリーダム・ベルへのルート沿いでは、多くの見物人が中指を立てて「ファック・トランプ!」と口々に叫んでいたという。

最後となる3度目の舞踏の時間にトランプは再び踊り、ケーキを食べ、アフガニスタンに駐留した兵士たちに話しかけた。その前に彼は、舞踏会の参加者に向かって挨拶した。

「実に素晴らしい一日だった」と大統領は述べた。



Translation by Smokva Tokyo

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