女性賛歌の傑作ポリネシアン・ミュージカル『モアナと伝説の海』

ジョン・マスカー監督とロン・クレメンツ監督は、モアナが海で漂う描写にたっぷりと時間を費やしている。例えば、ジェマイン・クレメントがコミカルに演じる巨大なカニのタマトアや、そしてモアナの相棒のおバカなニワトリのヘイヘイとの冒険の時間。しかし、これはとても気の利いた楽しい寄り道だ。

モアナは「私はプリンセスじゃない」と主張するが、マウイはそれを否定する。「もし君がドレスを着て動物の相棒を従えてたら、それは君がプリンセスだって証拠だ」と。確かに一理ある。しかし、モアナはプリンセス以上の存在だ。彼女には重大な使命がある。怪物だろうが、半神半人だろうが、彼女を止めることはできないのだ。



『モアナと伝説の海』
監督:ジョン・マスカー、ロン・クレメンツ
製作総指揮:ジョン・ラセター
声の出演:アウリー・クラバーリョ、ドウェイン・ジョンソン、レイチェル・ハウス、テムエラ・モリソン、ニコール・シャージンガー
http://www.disney.co.jp/movie/moana.html
3月10日(金)、全国ロードショー。

Translation by Sahoko Yamazaki

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