本年度オスカー『ムーンライト』の監督が語る、原作との運命的な出会い

By RollingStone Japan 編集部
本年度アカデミー賞で作品賞・脚色賞・助演男優賞を受賞した『ムーンライト』のバリー・ジェンキンス監督。(C) 写真:AP/アフロ
本年度アカデミー賞で作品賞・脚色賞・助演男優賞を受賞した『ムーンライト』のバリー・ジェンキンス監督が語る。

色彩豊かな映像美と情緒的な音楽とともに、自分の居場所を探し求める主人公が少年から大人になるまでを、幼年期、少年期、青年期と3つの時代で綴った物語『ムーンライト』。北米で大ヒットを記録し、第74回ゴールデン・グローブ賞では作品賞(ドラマ部門)受賞、第89回アカデミー賞では8部門にノミネートされ、作品賞・脚色賞・助演男優賞を受賞し、見事オスカーの栄光に輝いた。

本作『ムーンライト』が世界中の観客を魅了しているのは、人種、年齢、セクシュアリティを越え、普遍的な人間の感情が繊細に描き出されているからだろう。原作の戯曲に深く共感したバリー・ジェンキンス監督は、「(原作者の)タレルはこの戯曲をA・ヘビバとL・レイヴァに託して、彼らからは僕の元へは『馴染の世界かも』って言われて渡されたんだ。実はタレルと僕の生い立ちはとても似通っていて、住んでいた地区も学校も同じだった。そして、2人とも母親がドラッグ中毒だったんだ」と、原作との運命的な出会いを振り返っている。

そして、「僕はアメリカ中にいるシャロンのような子に焦点を当てたかった。突然、人生に他人が割り込み、そして放置される。観客にはシャロンの孤独を感じてもらいたい」と、本作に込めた熱い思いを語っている。

バリー・ジェンキンス監督が語るインタヴュー動画はこちら。

『ムーンライト』
監督・脚本:バリー・ジェンキンス 
エグゼクティブプロデューサー:ブラッド・ピット
キャスト:トレバンテ・ローズ、アッシュトン・サンダース、アレックス・ヒバート、マハーシャラ・アリ、ナオミ・ハリス、アンドレ・ホーランド
moonlight-movie.jp
全国で公開中。
Text by Sahoko Yamazaki (RSJ)

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