ボブ・ディランとデッド(撮影:ブレークスバーグ 1987年)© Jay Blakesberg
「この時俺はまだバンドの単なる1ファンで、特別な場所へアクセスできる入場許可証なども持っていなかった」と、バンドを象徴する1987年のツアーの模様を撮影したブレークスバーグは振り返る。「早い時間に会場入りし、ステージがよく見える場所を確保した。フィルムを10ロールぐらい使ったが、その中には自分でも満足の行くショットが何枚か撮れた。特にこの写真はお気に入りだ。ボブ・ウェアは80年代後半に彼のトレードマークともなっていたデイジーデュークを履き、写っている彼らのプレイする姿からは何か素晴らしいエネルギーを感じる」
ジェリー・ガルシア(撮影:ラス・デュゴニ 1974年)
© Russ Dugoni
「これがラスト・ライヴになるんじゃないかって噂もあった」とラス・デュゴニは言う。デュゴニは、1974年秋にウィンターランド・アリーナで行われた連夜のライヴの内2公演を撮影している。「このショットは、ジェリーが『ダーク・スター』か『モーニング・デュー』の甘いソロを奏でている姿を、ステージに肘をついて撮影したものだ。フィルムの最後の1枚だったよ」