マーク・ハミルがキャリー・フィッシャーと一線を越えなかった理由

マーク・ハミルは「キャリーとは兄弟のようだった」と語った (Photo by Twentieth Century Fox Pictures/Sunset Boulevard/Corbis via Getty Images)

『スター・ウォーズ』ルーク役のマーク・ハミルは、レイア役のキャリー・フィッシャーとのキスの思い出を告白した。

レイア役のキャリー・フィッシャーの悲劇的な死から早くも約1年が経った今、SWシリーズでの共演者であるルーク役のマーク・ハミルは、シリーズ第一作の製作期間中にキャリーとの熱いキスを交わしていた事を告白した(ただし2人の関係はそこから発展することはなかったのだが)。

「キャリーと僕はお互いに惹かれていたんだ。過去の経験もあって共演者と関係を持つことは良くないってわかっていたんだけど、ちょっとしたキッカケがあったんだ」とマークは英ガーディアン紙に語った。「そのときのことはよく覚えている。僕たちはお酒を飲んでいて、キスのテクニックについて話していた。“僕はキスが上手だと思う。自分から攻めるんじゃなくて、女性側から攻めてもらうようなキスをするのが好きなんだ”って言ったんだ。そしたら彼女が“どういう意味?”って聞いてきた。その後、何が起こったかはわかるよね。情熱的なキスを交わした僕たちはまるでティーンエイジャーみたいだった」

SWシリーズでルーク・スカイウォーカー役を演じ、そして最新作の『最後のジェダイ』でも同じ役を演じたマーク・ハミルだが、2人はそこから一線を越えることは無かったとも語っている。

「僕たちはお互いの全身を触れ合った。でも急に我に返って自分たちが何をしているか気付いたら急に可笑しくなってきたんだよ。だから僕たちはギリギリのところで踏みとどまったんだ。僕は彼女へロケットを発射する準備を終えてたから残念だったけどね」

その後の2人の関係は、お互いに好意を持ちながらも友人関係へと変化していった。それにより2人は長年にわたり多くの素晴らしい思い出を残すことになったという。

「僕は彼女の親友っていうわけではなかった。彼女にはたくさんの友達がいて、僕と彼女がパーティに出掛けても、僕のことは誰も知らないような状況だった。でも僕は“この監督を紹介してくれ”とか“このエージェントを紹介してくれ”とか言う男じゃないことを、彼女は知っていたから、お互いに心地良かったんじゃないかな。そんなふうに僕たちは本当の兄妹のような関係になっていったんだ」

キャリー・フィッシャーが亡くなる1カ月前に出版された『プリンセス・ダイアリスト』で彼女は同じく共演者であった妻帯者のハリソン・フォードと『スター・ウォーズ』の撮影中に激しい不倫関係にあったことを暴露している。

マーク・ハミルはキャリーとハリソンの関係については撮影が終わるまで全く知らなかったという。「撮影が終了した後に、マルシア(・ルーカス:『スター・ウォーズ』の編集担当で、のちにジョージ・ルーカスの妻となる)に2人のことを聞いてビックリしたんだ。知らなくて良かった思うよ。もし知っていたら自分の気持ちや演技にすごく影響したと思う。でも2人の関係について聞いたときは爆笑だったけどね」と語っている。



Translated by Hiroshi Takakura

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