初の男女混合マッチ開催、WWEレスラーが語る「女子プロ革命」

―WWEの観客の多くは子どもです。同一マッチで男女双方のスーパースターが一緒に戦うところを見せることによってどんなメッセージを届けられると思いますか?

小さな女の子に、WWEが推進する“ウーマンズ・レボリューション”が成し遂げたこと、そして今回のミックスド・マッチ・チャレンジに女性が参戦できるようになったのを観てもらうことは本当に大切。これまでとは何もかも違うの。今では女性も男性と同等に競争が求められる。私が思うにこれこそ、小さな女の子に送っておくべき本当にクールなメッセージね。その子たちにも何だってできるということを見せておくの。そうすれば彼女たちも心を強く持って何かを成し遂げられるようになるわ。そして今こそ、新人みんなも含めたWWE所属の女性たちにとって最高にエキサイティングな時なの。もうすぐ史上初の女性版ロイヤルランブルが開催される。昨年は女性版マネー・イン・ザ・バンク・ラダー・マッチも行われた。そう、女性たちを閉じ込めていた天井は取り払われて、空だけが広がっているところまで来たのよ。

―あなたはお父様のポールと一緒にレスリングとともに、この業界の中で育ってきました。長年にわたり、この業界の移り変わりを見てきたあなたにとって、この女子プロレス変革のときに立ち会うというのはどんな意味を持っていますか?

ほんの数年前の私だったら、自分がこの“ウーマンズ・レボリューション”に全面的に参加することになると聞かされたとしても、夢にみたいに思えて自分をつねってみたくなったでしょうね。最初に私がNXTと契約したとき、ずっと私が願っていたのは歴史を作ることだったから。シャーロット、ベイリー、ベッキー・リンチ、サーシャ・バンクス、もちろんメインロースターのナタリヤ、ベラ・ツインズやナオミ、彼女たちみんながこの“ウーマンズ・レボリューション”に携わり、自分もその一員であるというのは現実を越えていく感じがしたし、それが目指しているものにもときめいたわ。


Photo by WWE

―当時そのような面々と一緒にNXTにいてどうでしたか。

すべてがチャレンジに思えた。最初にNXTに参加したときには、女性の試合は番組の中でさえ1試合しかなく、それに毎週末同じ2人の女性ペアがやっていたの。他の女性選手は舞台裏にいてチャンスを待っていた。私はラッキーではあったの。少なくとも、エンツォとキャスのマネージャーとなって番組の一部ではあったから。でも他の女性選手と一緒に、毎週5日、6日、いや7日間ずっと練習してNXT内でのライブ・イベントに出ようとした。みんなの頑張りから生まれる変化を見て、もちろんパフォーマンス・センターのサラ・アマートはじめコーチたちみんなへの信頼もあって……その頃から今に至る変化や、今これらの「史上初」の女性みんなによるマッチを目の前にして、そして自分自身でも「ミス・マネー・イン・ザ・バンク」を2回獲得して、自分でも信じられないわ。

Translated by LIVING YELLOW

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