初の男女混合マッチ開催、WWEレスラーが語る「女子プロ革命」

―最初に「マネー・イン・ザ・バンク」に勝ってアタッシュ・ケースを手にしたときはどんな感じでしたか?

現実を越えていた。今でも、家にいるときキッチンカウンターにあれがあるのを見ると、「ちょっと待って、あれ本当に私の? 私が獲得したの?」って感じ。最初にラダー・マッチを間近で見たときは、覚えているから正直に言うけど、とにかく怖かった。所属女子選手の中では小柄な方だったし、トップロープからのクレイジーな動きなんて自分にできるとは思えなかった。ムーンウォークしたり大口を叩いたり、それが私のすることだった。だから、自分でもラダーから飛び降りたり、ラダーに激突することになると分かって怖かったの。でもこれは自分がやらなきゃいけないことだと分かって、それに自分もここに存在することをみんなに証明したくて、とにかくやってみたわけ。

―あのアタッシュ・ケースはどこへでも持ち歩いているのですか?

どこにでも! まさに肌身離さずね。空港にいたら、みんなは私に、銀行関係にお勤めですかって尋ねてくるでしょうね。笑えるけど、でも誇りを持って持ち歩いているの。

―あなたは今年から『Total Divas』にも出演を開始されましたね。いろいろと新しい挑戦でしょう。リングとリアリティ番組との間を行ったり来たりするのはどうでしたか?

この“ウーマンズ・レボリューション”の渦中で、リアリティ番組に参加するのは最高にエキサイティングね。マネー・イン・ザ・バンク・ラダー・マッチもこの番組でドキュメンタリー・タッチで扱われていたの。だからエキサイティングでいつもとは違っていた。リアリティ番組への出演というのは自分で考えていたようなものではなかったけど、最高に面白い経験でTV放映で全部見てもらうことができる、またファンに私のことを少しは知ってもらえるというのはクールね。

―WWEのスケジュールは過酷です。『Total Divas』のようなプロジェクトが加わってどうですか。

確かに最初はたくさんしなければならないことがあった。スマックダウンLIVEに参加しつつ、同時にリアリティ番組に出演するのは大変よ。どうこなせるか見当もつかなかった。でもラッキーなことにロッカールームでも『Total Divas』でも私にはたくさんの友達がいて、あれこれ助けてくれるの。ちょっと負担が多いと感じるときもあるけど、私たちはこなしたわ(笑)。慣れる必要があったのは、そこら中にあるたくさんのカメラね。どう動いてもカメラが付きまとってくる。私にとってはスマックダウンLIVEでカーメラを演じるのは簡単なの。あれはキャラクターだから。でもリアリティ番組に登場する、実生活でのカーメラとなると話は少し別。でももう慣れたわ。


1月16日に配信された「ミックスド・マッチ・チャレンジ」トーナメント1回戦第一試合、フィン・ベイラー&サシャ・バンクス vs. 中邑真輔&ナタリアのダイジェスト映像

Translated by LIVING YELLOW

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