NBAのスーパールーキー、カイル・クズマに直撃インタビュー

ーコービーがあなたに注目していると知ってどういう気分でしたか?

クズマ 彼と僕はバスケット選手としてのメンタリティとアプローチが同じなんだ。トップスターの彼に会ってみたくない人なんていないよ、レイカーズの一員なら尚更ね。彼は僕が小さな頃からずっと憧れてた選手の一人なんだ。指針になってくれる彼のような選手がそばにいてくれることは、プロとしてやっていく上ですごく心強いよ。彼は僕にとってものすごく重要な存在なんだ。

コービーからのアドバイスで最も印象に残っているものは?

クズマ 決して奢らないこと、そして努力を怠らないことだね。彼からはいろんなことを教わっているけど、最も大切なのはその2つだと思う。

ーロサンゼルスで注目を集める若手NBAプレーヤーにとっては、容易なことではないかもしれませんね。

クズマ 華やかな世界だからね、誘惑に惑わされる選手は少なくないと思う。でも僕は、常に地に足のついた人間でいたいと思ってる。ハリウッド・エクストラとか、そういうのに取り上げられたこともないし。僕はただバスケット選手として、自分を磨き続けていきたい。この世界にいるといろんな機会が訪れることは確かだし、誘惑に惑わされてバスケットボールへの情熱を失ってしまう選手も少なくないけど、僕はそうなりたくないんだ。

ーペース&スペースがもてはやされる現代のバスケット界において、あなたはなぜオールドスクールなスタイルにこだわるのでしょう?

クズマ 僕はオールラウンドプレーヤーであろうと努力してきた。大学時代に、NBAの選手になるにはそれが不可欠だって感じたんだ。今のNBAではポジションっていう概念はあってないようなものだし、存在感を発揮するにはあらゆるポジションをこなせる必要があるんだ。

ー大学に入って初めて、自分のポテンシャルを活かせるようになったと感じた?

クズマ そのとおりだね。大学時代には選手として大きく成長できたと思う。ユタ大学で素晴らしい設備と有能なコーチに恵まれたおかげで、僕は人間的にも一回り大きくなれたんだ。

ーユタ大学を選んだ理由は?

クズマ 新しいインスピレーションを必要としていたんだ。ミシガンで生まれ育った僕にとって、ユタ州は未開の地だったからね。僕は家族の絆を大切にするタイプなんだけど、信頼関係とチームワークを重んじるコーチたちの姿勢にはすごく共感できた。幸運な巡り合わせだったんだよ。

Translated by Masaaki Yoshida

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