来日中のブライアン・セッツァー、今なお衰えないエネルギーの源泉

Toshiya Oguma | 2018/01/24 16:57

| ブライアン・セッツァーは今回、全国7都市を廻る(Photo by Russ Harington) |


オーケストラによる、古い曲の再解釈


ー 最近はどんなものにインスピレーションを得ているのでしょう?


ブライアン ピース&クワイエット。僕はバイクが大好きで、運転しているときに何かが思い浮かぶときもあるし、静かで穏やかな時間のなかでインスピレーションを得ることも多い。あとは犬を連れて散歩しているときとかね。

ー よく聴いている音楽は?

ブライアン 古いジャズやロカビリー、あとはジャンプ・ブルースかな、ビッグ・ジョー・ターナーとか。それと最近は、ドゥーワップにもハマっている。あの音楽は過小評価されていると思うよ。ザ・レイヴンスの「Count Every Star」という曲が好きで、低音のコーラスが実に美しいんだ。(実際に歌いだして)こんなふうに、部屋が揺れるような感じなんだよ。



ー さらに、今回のツアーでも往年のヒット曲がプレイされる予定だと伺っています。昨年のライブでもストレイ・キャッツ時代のナンバーを披露していたみたいですが、そういった古い曲を演奏し続けることで、改めて発見することはありますか?

ブライアン いい質問だね。なぜかというと、自分の書いた曲をビッグバンドで演奏するために、新たな解釈を加えながら演奏することで、まるで新曲をプレイしているみたいに思えてくるんだ。最初に自分が想定していたものとは異なる、新しい生き物を育てているような感じだね。さっき話した新曲も今回初めてビッグバンドで音合わせするし、最近のライブでやってこなかった「涙のラナウェイ・ボーイ」がどんなふうに生まれ変わるのかも楽しみだよ。

ー やっぱり同じ曲を演奏するにしても、バンドとオーケストラで演奏するのでは感覚が異なるものですか?

ブライアン 僕のプレイ自体に変化はないね。ただ、ビッグバンドで演奏するときは音がいくつも鳴って、たくさんのコードを用いるから、それに合わないものを出すと音がぶつかってしまう。でも3ピースや4ピースで演奏する場合は、ベースはワンループになるので、ある程度好きなように演奏できる。そういう違いはあるかな。

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