トランプが激怒したジェイ・Zの「幸せの価値」発言

トランプ大統領の「肥溜めのような国々」という発言について意見を求められたジェイ・Zは、「失望し、傷付いた」と答えた。「怒りを覚えない人間なんていない。そして怒りはいつだって、心に傷を残すんだ。その国に住んでいるすべての人々を見下し、誤解を生むような発言は不当だ。その国々には素晴らしい人々が暮らし、素晴らしい文化があるに違いないんだ。言論の自由をうたう国家の大統領として、あるまじき発言だと思う」。そう話したジェイ・Zは、大統領の振る舞いをロサンゼルス・クリッパーズの元オーナー、ドナルド・スターリングになぞらえた。「トランプ家の歴史の中で、彼がそういう考えを持つようになるきっかけがあったんだろう。今の彼は何かに囚われてしまっているように思える」

また♯MeTooムーヴメントについて、番組内でジェイ・Zはこう語った。「女性たちが職場で日常的にセクハラ被害に遭っていると聞けば、多くの人はそんな仕事は辞めるべきだとか、もっといいい職場があるはずだとか言うだろう。でも彼女たちは、このアメリカで生きていかなきゃいけない。彼女たちがこの国で安心して働けるようになるには、社会に根付いている悪しき習慣を根底から正さなくてはならないんだ」


Translated by Masaaki Yoshida

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