オジー・オズボーン「俺は引退しない」:ファイナル・ツアーについて語る

オジーの「ノー・モア・ツアーズ2」の北米ツアーは、この夏から始まる (Photo by Kevin Mazur/WireImage)

オジー・オズボーンは「ノー・モア・ツアーズ2」が長期の世界ツアーとしては最後のツアーになる」と語った。

ブラック・サバスと共に始まったオジー・オズボーンの音楽キャリアはほぼ半世紀を迎え、ソロとしても40年間活動してきた。そんな“真っ暗闇の王子”がついに最後の世界ツアーに出陣する。

「俺がソロになって本当に40年も経つのか?」
オズボーンは大きな声を上げてから考え込んだ。「ああ、そうだな、確かにそうかも。ホント、あっという間だった」

「ノー・モア・ツアーズ2」と名づけられた今回のツアーは、多発性硬化症と誤診された1990年代初頭に行った最初の引退ツアー「ノー・モア・ツアー」の続編というオズボーン流のジョークだ。この春、メキシコを皮切りに、オズボーンの2年に渡って地球を巡る最後のウィニング・ランがスタートする。メキシコの後は南米、ヨーロッパへとツアーは続く。8月にペンシルバニア州アレンタウンから始まる北米ツアーは10月のラスベガスで終わるのだが、北米ツアーでオズボーンのオープニング・アクトを務めるのがストーン・サワーだ。北米ツアーのチケットの販売開始は2月17日。先行予約は14日のバレンタイン・デイから受付を開始する。

今回のツアーは“さよならツアー”ではあるものの、オズボーンは自身のキャリアを終えるわけではないと言う。「俺は引退しないよ」とローリングストーン誌の電話取材にロサンゼルスの自宅で答えた。「“もうツアーしない”というツアー名の通り、ワールド・ツアーはもうこれで最後ってこと。今後もライブは続けるよ。ただし、一度スタートしたら半年間ツアーするような活動はもうやらない。家でゆっくり過ごしたいんだよ」

Translated by Miki Nakayama

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