スマッシング・パンプキンズ再結成ツアーは、初期アルバムから選曲

これまで長期に渡って、もはや秘密とは言えない公然の秘密やバンド内の内輪もめなどの情報が多数リークした後に、今回のツアーの公式発表がなされた。コーガンが最初に再結成を匂わせたのが、イハ、チェンバレン、プロデューサのリック・ルービンとスタジオに入っていると書いた1月のInstagramのポストだった。それからすぐにパンプキンズのサイトに時計が登場してカウントダウンが始まったが、すぐにレッキーが音楽サイトBlast Echoのインタビューで、彼女が再結成に参加しないのはコーガンのせいだと責めた(ちなみにスマッシング・パンプキンズのオリジナル・メンバー4人が揃ったのは1999年4月が最後だ)。

レッキーのインタビューを受けて、再結成の公式発表の前に、スマッシング・パンプキンズは声明を出すことになった。その声明で、彼らはレッキーを様々な方法で何度も再結成への参加を促したと主張している。「報道とは異なり、レッキーは何度もバンドとの演奏やデモ・セッションへ誘われているし、僕たちは顔を合わせて話そうと提案したこともある。しかし、彼女はどの誘いも断った。僕たちは彼女の幸せを願っているし、近いうちに君と再び連絡を取り合いたいと思っている」

この後にMTVの番組「Alternative Nation」で行ったインタビューで、コーガンは自分をフルタイムで雇う気がまったくなく、ニュー・オーダーのピーター・フックの息子ジャック・ベイツをベーシストとして雇うつもりでいたと、レッキーが暴露した。彼女が言うには、最近のガンズ・アンド・ローゼスの再結成ライブに出演したオリジナル・ドラマーのスティーヴン・アドラーのように、レッキーを特別ゲストとして登場させるのがコーガンの計画だったらしい。レッキーは「本当に図々しいにも程がある。そのくせ『しばらく君と会っていないし、君は一度も再結成に参加していないし、今回も参加しないんだよね。他のメンバーは来てくれたのに、君は来なかっただろう?』って言ったのよ。彼らが集まっているなんて知らなかったんだから、行けるわけないでしょ!」

「Shiny and Oh So Bright」ツアーの発表に短い動画が作られ、彼らのヒット曲「トゥデイ」がBGMとして使われている。そして、アルバム『サイアミーズ・ドリーム』のジャケットのケルビムたちが大人になったような墓場の天使が、スマッシング・パンプキンズのハートのロゴを掲げて、そのロゴが燃えるのを見ているのだ。

Translated by Miki Nakayama

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