「ウォーキング・デッド」シーズン8の後半開始前に知っておくべき7つのこと

6. まだ場に出ていないワイルドカード

昨秋の「ウォーキング・デッド」における物語の大きな回り道は、リックが複数拠点の攻撃現場から離れ、ジェイディス率いる「清掃人」に再び痛い目にあってしまうというものだった。
このトラブルでリックは捕らえられ、またあのゾンビ戦士と戦う羽目に。更に、聖域で起きている現状をジェイディスに見せる為現場に向かったものの、リックの包囲網作戦が機能していないことを知るやいなや、彼女と仲間達はあっという間にその場から立ち去ってしまった。しかし、この清掃人の改めての出現は、彼らがまだ存在していること、そしてしっかりと武装していることのリマインダーとなった。更に前半の最終話では、アーロンとイーニッドがオーシャンサイドへ和平を求めに向かう。結果、あの女系集団との暴力的衝突となってしまうわけだが、これも言い換えれば、救世主軍とアレクサンドリア連合軍の他にもまだ戦える人々はいる、いうこと。そしてそれは、彼らがこの戦争の終わりに向けて何らかの役回りを務める可能性がある事を意味しているのかもしれない。そしてその後に起きるであろう事にも。

7. 近づく「墓の日」

このシーズンの最初のエピソードでは、取り乱したリックが墓標の前に立ち尽くす、というフラッシュ・フォワード的シーンがあった。そして同シーンはシーズン8後半の予告編にも見られる。この墓はカールの為のものなのか、それとも他の誰かのものなのか。春に向かうに従い、物語が暗くなり、悲劇的な喪失が訪れることは、既に明白のようだ。しかし、ウォーキング・デッドの制作チームにとっての大いなる疑問は、「タイミング的に、この絶望的展開が果たして今で良いものだろうか?」という事だろう。本シリーズの昨秋の視聴率はシーズン3以来の一桁台へと落ち込み、更にシーズン8前半最終話は、番組開始2年目以来最悪の数字となってしまった。(ニールセン調べ)
番組のファンたちは、物語がどうにかシーズン9へ繋がって欲しいと願って止まない事だろう。もしかしたら、最終的にはシーズン後半の8エピソードからは微かな希望の光が射し込むかもしれない。ただ現時点で見る限り、我々の頭上には暗雲しか見ることができない。

Translated by Takaspecial

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