写真家が語る、ブルース・スプリングスティーンとの日々:80〜90年代の秘蔵プライベートフォト

カウチ・サーフィング
ロサンゼルスのスプリングスティーン宅、1992年


Photo by David Rose

「これは彼がロサンゼルスに住んでいたときに撮影した。この日は雨で、何をしようか決めかねていたところだったね。この帽子を被ってリラックスしている瞬間がとても気に入っている。これは1992年のブルースのリアル・ライフの一コマだ」


アップ・クロース・アンド・パーソナル
ニュージャージの自宅で迎えた50歳の誕生日、1999年。


Photo by David Rose

「彼らはジャージーの農場で作業を行っていた。ボックスセット『Tracks』のために古い楽曲を調整していたんだ。そしてブルースの50歳の誕生日のためにみんな集まった。その日、僕は二階に小さな写真館を特別にオープンさせた。この写真の彼の目と表情にはさまざまな感情が現れているよね」


エレクトリック・スライド
ニューヨーク市にあるマディソン・スクエア・ガーデンのステージ上のスプリングスティーン。


Photo by David Rose

「これはマディソン・スクエア・ガーデンだ。ある曲の終わりで、全部のライトが落ちて、背後のスポットライトで膝をついたブルースが照らし出されるという瞬間があった。彼の表情を見てほしい。彼がどれだけ自分の仕事を愛しているのかがはっきりと見て取れる。ライブの最中に電話する彼なんて一度も見たことがない。会場全体が熱狂の嵐で覆われるんだ」


オールモースト・ショータイム
1995年のソロ・ツアー初日の楽屋のスプリングスティーン。


Photo by David Rose

「これはニュージャージーのレッドバンクにあるカウント・ベイシー・シアターだ。『Ghost of Tom Joad』ツアーの初日。ステージにあがる直前のブルースだよ。彼の前にある非常口のライトだけが唯一の照明だった。この写真はかなり気に入っている。よし、ここからツアーが始まるぞ!って感じ。これはデジタルカメラが出る前だから、ラボで現像してもらって初めてどんな写真か分かる時代だったよ」

Translated by Miki Nakayama

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