ジャネール・モネイ、アンドロイドを演じてきた理由とセラピー通いの苦悩の日々について明かす

セラピー通いについて語ったジャネール・モネイ(Photo by Shutterstock)

ジャネール・モネイはローリングストーン誌のカバーストーリーで、2010年のデビュー作『ジ・アーチアンドロイド』発表前からセラピーに通い続けていたことを告白している。

「自分は誤解されてるって感じてた。自己崩壊して、大勢の人の前で醜態を晒してしまう前に、何とかしなきゃいけないと思ってた。頂点を極められなかったら、周囲から好奇の目で見られると思ってたの。独りよがりで勝手な思い込みに、私は押しつぶされそうになってた」

デビュー後はシンディ・メリウェザーという女性アンドロイドを作品内で演じてきたモネイ。彼女は仮面の下に隠された素顔を明かすことに恐怖を抱いていたという。

「世間は私という人間に、シンディ・メイウェザーのような魅力を感じないかもしれない。あのキャラクターは私の理想を体現してた。その一方で、ジャネール・モネイという人間はセラピーに通ってた。シンディ・メイウェザーは、私がこうありたいと願う自分自身の姿だったの」

しかし、モネイは新作『ダーティ・コンピューター』でアンドロイドの仮面を脱ぎ捨て、自分自身の脆さや、ひた隠してきた性的指向を生々しい言葉で綴っている。過剰な自意識から解放されたモネイは、剥き出しの欲求を世界と共有することを選んでみせた。



ジャネール・モネイのインタヴュー全文はこちら

Edited by The Sign Magazine

Translated by Masaaki Yoshida

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE