ケンドリック・ラマー、クエストラヴ、チャックDが、アカデミー賞選出メンバーへ

新しくアカデミー会員に招待されたケンドリック・ラマー(Photo by Shutterstock)

オスカー受賞者を選出する、映画芸術科学アカデミーの新メンバーとして招待された928人の中に、ケンドリック・ラマー、クエストラヴ、チャックD、メリッサ・エスリッジ等が含まれた。

オスカー受賞者を選出する映画芸術科学アカデミーの新メンバーとして招待された928人の中に、ケンドリック・ラマー、クエストラヴ、チャックD、メリッサ・エスリッジが含まれている。

彼ら以外でアカデミーから新メンバーとして招待状を受け取った音楽業界の住人は、プリンス&ザ・レボリューションのリサ・コールマンとウェンディ・メルヴォイン、スフィアン・スティーヴンス、ドイツ人ピアニストのハウシュカ、フランス人作曲家のエリック・セラ、歌手のエスター・ディーンなどがいる。

今回招待を受けた928人のアカデミー新メンバーの49%が女性で、アカデミー会員全体の女性の割合がこれで31%になる。また、新メンバーの38%が有色人種で、アカデミー全体の有色人種の割合を16%まで押し上げることになる。

アカデミー会員の女性の比率と有色人種の比率の向上は、前会長シェリル・ブーン・アイザックが提唱した「2020年までアカデミーを多様化させる」という目標を達成するために継続されている。2014年のアカデミー賞の主要カテゴリーに有色人種が少なかったことが発端で#OscarSoWhiteキャンペーンが勃発し、2016年にはアカデミー会員の92%が白人で、75%が男性という事実が発覚した。

ミュージシャン以外にも、俳優(『ゲット・アウト』のダニエル・カルーヤ、『ブラックパンサー』のダナイ・グリラ、『ゲーム・オブ・スローンズ』のエミリア・クラーク、人種・性別の偏りを理由に2016年のオスカーをボイコットしたジェイダ・ピンケット=スミス)、コメディアン(デイヴ・シャペル、サラ・シルヴァーマン、ティファニー・ハディッシュ、ハンニバル・バレス)、監督(『君の名前で僕を呼んで』のルカ・グァダニーノ、ミシェル・ゴンドリー、タル・ベーラ、『IT/イット“それ”が見えたら、終わり。』のアンディ・ムスキエティ、『The Rider(原題)』のクロエ・ツァオ)などが、新たにアカデミーに招待された。

新メンバーとして招待された928人のリストはヴァラエティ誌で確認できる。

Translated by Miki Nakayama

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