ジャネール・モネイ新作はセックス賛歌?自らの性の不確かさに悩む人々へのメッセージとは?

ジャネール・モネイ。2016年、アメリカン・ミュージック・アワード会場にて(Photo by Featureflash Photo Agency / Shutterstock.com)

新作『ダーティー・コンピューター』が全米トップ10ヒットを記録したジャネール・モネイ。これまでのアルバムで女性アンドロイドを主人公にSF仕立てのストーリーを描いてきた彼女は、オフステージでもかたくなに素顔を明かそうとせず、自分のセクシャリティについても「私はアンドロイドとしか付き合わない」と回答し続けてきた。

だが、よりパーソナルな部分を反映させた『ダーティー・コンピューター』のリリースにあたって、彼女は自分の性的指向について初めてローリングストーン誌に語っている。

「男性と女性の両方と関係を持ってきた私は、さしずめ性に囚われないマザーファッカーってところね」

彼女はかつて自身をバイセクシャル(両性愛者)とみなしていたが、ある時により正確な表現に出会ったという。

「パンセクシュアリティ(全性愛、どんな性別の人も好きになれること)について知った時、これぞまさに自分だって思ったの。私はきっと、今も本当の自分を探し続けているんだと思う」

『ダーティー・コンピューター』では、セックスを含む様々なことについてオープンに歌われている。その理由を、彼女はこのように説明している。

「ノンバイナリー、ゲイ、ストレート、クィア……自身のセクシュアリティについて悩み、ありのままの自分でいられる場所を見つけられずにいる少女や少年たちに、自分は独りぼっちじゃないってことを伝えたいの。このアルバムで歌われているのはあなたのこと。素顔の自分に誇りを持って」



ジャネール・モネイのインタヴュー全文はこちら

Edited by The Sign Magazine

Translated by Masaaki Yoshida

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