65年のボブ・ディラン秘話 第四回「ライク・ア・ローリング・ストーン」誕生の驚きの背景

1965年7月、ニューポート・フォーク・フェスティバルのステージに立つディラン(Photo by Alice Ochs/Michael Ochs Archives/Getty Images))

来週末に迫ったフジロック。Rolling Stone Japanでは29日に出演するボブ・ディランのアーカイブを再構成し、ライブ前日まで全12回の連載記事をお届けする。第四回はあの代表曲について。

2016年に歌手として初めてノーベル文学賞を受賞するなど、歌詞の文学性の高さが絶大な評価を得ているボブ・ディラン。しかし、彼の代表曲の一つであり、歌詞の奥深さでも人気が高い「ライク・ア・ローリング・ストーン(原題:Like a Rolling Stone)」は、アンフェタミン(覚醒剤)で幻覚を見ながら綴った彼女への恨み節だという。

ディランはこれを「ガールフレンドに対する憎しみを思うまま正直に吐き出した10〜20ページの長い散文詩」と表現している。その文章を集約して生まれたのが、あの名曲「ライク・ア・ローリング・ストーン」ということだ。

なお、この曲は音楽面ではリッチー・ヴァレンスの『ラ・バンバ(原題:La Bamba)』のコード進行をベースにしている。





Edited by The Sign Magazine

FUJI ROCK FESTIVAL’18
期間 : 2018年7月27日(金)、28日(土)、29日(日)
会場 : 新潟県 湯沢町 苗場スキー場
※ボブ・ディランは7月29日(日)に出演
http://www.fujirockfestival.com/

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