トロントは大都市でありながら、フェリーで10分の場所に市民憩いの島がある。
「トロント・アイランズ」は、住居エリアが少々あるだけで(島に住む権利は35年待ちなんだそう)、基本的には湖に浮かぶ大きな公園のような場所だ。島から見る高層ビル群は、トロント市の治安の良さを象徴しているかのようで、NYの摩天楼とは違い「平和」な光景が広がっている。
オンタリオ湖を海だと思って生活をしているであろうトロント市民は、島にあるビーチで海水浴ならぬ湖水浴を楽しんでいる。ヌーディスト・ビーチもあり(ヌーディストオンリーではなく、洋服はオプションで!という考え方なので普通に水着を着ている人々も多くいる)、夏の週末になるとちょっとしたイベント会場よりも混雑しているほど賑わっている。ヒッピー気分を味わいたい方は、スピーカーを持って行ってみてはいかがだろうか。
島から見えるトロントの街の様子。CNタワーが美しい。(Photo by RSJ)湖とは思えない風景が広がる。ビーチでは水着で湖水浴を楽しむ姿も。(Photo by RSJ)
このトロント島で5月から9月まで、月1ペースで開催されている
「electricisland」というイベントがある。エレクトロのミュージック・フェスティバルなのだが、昼から夜まで国内外からのDJプレイが楽しめる。我々が訪れたのは、ちょうど7月1日のカナダデー(カナダ建国記念日)だったのもあり、カナダのナショナルカラーの赤と白を纏った若者たちで溢れかえっていた。ジャズ・フェスティバルと同じ時期に開催されているので、是非こちらもチェックしてみたい。
カナダ・デーということもありカナダの国旗や赤白カラーが目立つ。(Photo by Ded Agency)
会場メインステージの様子|この時期のカナダは日が長いので20時くらいまでは昼間のような感覚で遊べる。(Photo by Ded Agency)
ヘッドラーナーを飾った THE MARTINEZ BROTHERS(ザ・マルチネス・ブラザーズ)(Photo by Ded Agency)