ポールとリンゴがアレサを追悼「彼女の美しい人生に感謝を捧げる」

Kory Grow | 2018/08/17 18:55

| ビートルズが活動中に多くの曲をカバーしたアレサ・フランクリンを、ポール・マッカートニーとリンゴ・スターが追悼コメントを発表した(Photo by Shutterstock and Karwai Tang/WireImage) |

ビートルズのポール・マッカートニーとリンゴ・スターは、自分たちの楽曲を数多くカバーした“ソウル・クイーン”アレサ・フランクリンに敬意を込めて哀悼のコメントを発表した。

米国現地時間8月16日、ビートルズの存命メンバー2人がソウル・クイーンの訃報を受け、アレサ・フランクリンに敬意を表した。ポール・マッカートニーとリンゴ・スターは個別にコメントを出したが、両者ともフランクリンが音楽界に与えた影響力の大きさを称賛した。

「みんな、僕たちの魂の(ソウル)クイーンであるアレサ・フランクリンの美しい人生に感謝を捧げる一時を持とう。彼女は本当に長い間、僕たち全員にインスピレーションを与え続けてくれた」と、彼女を崇めるような眼差しで見上げている写真と共にマッカトニーが記した。「彼女の死は多くの人々に悼まれるだろうが、ミュージシャンとしての偉大さと人間としての素晴らしさはこれからも僕たちの心の中で生き続けるだろう。愛をこめて、ポール」。

一方、スターのコメントは「ソウル・クイーンのアレサ・フランクリンに神のご加護を。そして彼女のご家族に平穏と愛情を」とシンプルだったが、最後に音楽、平和、愛の絵文字を付け加えていた。

フランクリンと彼らは互いに崇拝し合う関係だった。ビートルズが活動中に彼女がカバーした「レット・イット・ビー/Let It Be」や「Eleanor Rigby(原題)」も、解散後にカバーした「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード/The Long and Winding Road」にも彼女なりの解釈がしっかりと込められていた。フランクリン版「レット・イット・ビー」は、彼女の手によってチャーチオルガンと聖歌隊のバックコーラスが入ったゴスペルソング風にアレンジされており、それがユニークで情熱的な彼女のパフォーマンスを支える形になっていた。



「Eleanor Rigby」はオリジナル曲では三人称だったストーリーを一人称のゴスペル的なノリノリの楽曲に大改造し、粗いカッティング・ギターと陽気なドラム・ビートの上でフランクリンが「All the lonely people, where do they all belong」と大きな声で問いかけていた。当時、この曲はライブ演奏のセットリストに組み込まれていて、ライブ・アルバム『Aretha Live at Fillmore West(原題)』でも、彼女の卓越したパフォーマンスが確認できる。



フランクリン版「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」は、1972年のアルバム『Young, Gifted and Black』に収録されており、これも陽気でゴスペル調のアレンジが施されていた。「レット・イット・ビー」でフィル・スペクターが施した感傷的なアレンジをこの曲では避けて、前進するグルーヴと躍動感のあるフランクリンのボーカルを前面に押し出したアレンジになっている。

Translated by Miki Nakayama

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