ボウイを魅了したダニー・マッキャスリン、10月に新作『ブロウ』をリリース

USインディー界の重鎮サン・キル・ムーンらとのコラボも含む新作『ブロウ』を10月24日にリリースするダニー・マッキャスリン

2016年にリリースされたデヴィッド・ボウイの遺作『★』で鮮烈なプレイを聴かせた鬼才テナー、ダニー・マッキャスリン。ボウイに受けた影響をすべて表現したという最新アルバム『ブロウ』の国内盤が10月24日発売となる。合わせて、アルバムからの第1弾シングル「ワット・アバウト・ザ・ボディ」のMVも公開されている。

「ボウイと共演するまではこんなことが可能だとは思いもしなかった」と語るマッキャスリン。90年代からジャズ・シーンで活躍を続け、マリア・シュナイダー・オーケストラに参加し、その人脈でボウイとの共演を果たした。クロスオーヴァーする現在進行形のジャズ・シーンで活躍中のマッキャスリンだが、ボウイも魅了したその四半世紀を超すキャリアの中でも、本作はアーティストとして大胆な進化を見せている。
 
アルバムのオープニングを飾る第1弾シングル「ワット・アバウト・ザ・ボディ」のアート・ロックに始まり、エレクトロニカまで幅広い音楽的なスタイルを自在にプレイ。ボウイからレコーディング中に「その時聴こえているものを求めて進めばいい。どう思われるか、どうジャンル分けされるかは心配しないで。音楽を作ろう」と言われたその哲学が深く心に刻まれているとのことで、本作では従来の彼のスタイルにはなかったヴォーカル・ナンバーによるコラボレーションも実現。



ボウイの逝去から2年が過ぎ、『★』のセッションでのインパクトを消化し表現した意欲作で共演するのは盟友『★』バンドのマーク・ジュリアナ(ドラム)、ジェイソン・リンドナー(キーボード)、ティム・ルフェーブル(ベース)ほか世界屈指の精鋭たち。ボウイとの長きにわたる共演で知られるゲイル・アン・ドーシーや、USインディー界の重鎮サン・キル・ムーンも参加しており、マッキャスリンの人脈の広さを実感させる。また、日本盤のみボーナス・トラックとして「TOKYO」が収録される予定だ。



<リリース情報>

ダニー・マッキャスリン 『ブロウ』

ダニー・マッキャスリン
『ブロウ』
発売日:2018年10月24日(水)
価格:¥2,500+税
日本盤ボーナス・トラック1曲収録

収録曲:
01.What About the Body ワット・アバウト・ザ・ボディ 公開中
02.Club Kidd クラブ・キッド
03.Break the Bond ブレイク・ザ・ボンド
04.New Kindness ニュー・カインドネス
05.Exactlyfourminutesofimprovisedmusic
06.Tiny Kingdom タイニー・キングダム
07.Great Destroyer グレート・デストロイヤー
08.The Opener feat. Sun Kill Moon オープナー feat.サン・キル・ムーン
09. Beast ビースト
10.Tempest テンペスト
11.Eye of the Beholder (Gail Ann Dorsey:vocal)アイ・オブ・ザ・ビホルダー(ゲイル・アン・ドーシー:vo)
12 TOKYO ※日本盤ボーナス・トラック

Rolling Stone Japan 編集部

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