ボノ、声が完全に出なくなりU2のベルリン公演が突然中断

突然ボノの声が全く出なくなり、U2が公演を中断(Photo by Shutterstock)

現地時間9月1日の独ベルリン公演で、突然ボノの声が全く出なくなり、U2がライブを中断した。5曲演奏したあとボノがライブを中止したのを受けて、バンドは「何が起きたのかわからないし、現在は治療を受けているところ」とコメントした。

U2のボノの声が全く出なくなったため、現地時間9月1日に行われた独ベルリン公演が突然中止となった。

U2のeXPERIENCE + iNNOCENCEのヨーロッパ・ツアー2日目の公演で、数曲を歌ったあと、ボノが観客に向かって「すまない……みんなのために歌う予定だったが、なにかが起きてしまって、これ以上続けられないと思う。君たちには本当に申し訳ない。大したことじゃないとは思うけど、ケアしないとだめみたいだ」と言った。

そして、ボノは10分間休憩することを提案した。しかし、最終的にこのコンサートは5曲演奏し終わったところでキャンセルとなった。

公演が途中終了となった直後、U2は公式ウェブサイトにコメントを掲載した。そこには「ライブ前のボノは絶好調で声にも問題なかったので、バンド一同ベルリンでの2日目を楽しみにしていた。しかし、数曲歌ったあとで、彼の声が突然出なくなってしまった。何が起きたのかわからないし、現在は治療を受けているところだ」とあった。そして、U2は会場に来ていた人たちに対して、今後、キャンセルした公演のリスケジュール、またはチケットの払い戻しの告知をすることを約束した。

U2の次のコンサートは9月4日の独ケルン公演だ。この記事を公開した時点でU2はケルン公演の延期も、今後のヨーロッパ・ツアーの延期も発表していない。

続報:独現地時間9月1日の公演中止を受けボノが声明を出し、ファンにヨーロッパ・ツアーを予定通り続けると約束した。「最高の医師に診察してもらい、彼の治療のおかげでツアーの残りの公演では声が確実に戻ってくることになった」と、ボノが記した。「深刻な状況はすべて消えたので、とても嬉しく、安心もしている。ただ、ベルリン公演を観に来たみんなに迷惑をかけたと思うと安心感も半減だ。会場の雰囲気が最高で、間違いなく記憶に残るライブになるはずだったのに。こんな理由じゃなくてね」と。そして、ボノは11月13日にベルリン公演を再び行うことも伝えた。


Translated by Miki Nakayama

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