ザ・ティン・ティンズ、新作『ザ・ブラック・ライト』より「イストレインジド」のMVを公開

10月26日に4年ぶりのニュー・アルバム『ザ・ブラック・ライト』をリリースするザ・ティン・ティンズ(Photo by PRESS)

デビュー・シングル「グレイトDJ」で大ブレイクを果たし、ここ日本でもCMやドラマに楽曲が多数起用されたUK出身の男女ユニット=ザ・ティン・ティンズ。今年でデビュー10周年を迎える彼女たちが、来週10月26日にリリースする4年ぶりのニュー・アルバム『ザ・ブラック・ライト』より、「イストレインジド」のMVを公開した。

作詞作曲から演奏、プロデュース、アートワーク、そしてMVまですべてを自分たちで手掛けるザ・ティン・ティンズだが、『ザ・ブラック・ライト』についてケイティ・ホワイトは「今世の中に流れている不安感が根底にあって、それに反発するような、アグレッシブな歌詞にミニマムなサウンドを体現したの。UVのブラックライトで何かを照らすと、普段は目に見えないものが全部さらけ出されるでしょう? それと同じ原理で、立ち止まったら欠点や葛藤含めていろんなものが見えてきて、それを曲に綴ったの。すべてをさらけ出しつつも、カラダを動かしたくなるような音楽。4枚目だからこそ挑戦できた世界観だと思う」と語っている。新たに公開された「イストレインジド」のMVはすべてモノクロで構成されており、パンキッシュな転調に合わせて激しさを増す生々しい映像美にも注目してほしい。



今回レコーディングは米ロサンゼルスのダウンタウンに暮らしながら制作したそうで、ケイティは「ダウンタウンにアーティストたちが集まる地区があって、その雰囲気が気に入ったのよ。私たちがいた頃のベルリンみたいな感じなの。クリエイティブな人たちが大勢住んでいて、そういう環境に身を置くとすごくインスパイアされるのよね。ハリウッドとはまったく雰囲気が違って、言わばインダストリアルな趣で、多くのホームレスの人たちが暮らすスキッド・ロウ地区からもそんなに離れていない。だからすごく奇妙なミクスチュアが起きている。そして倉庫だった古い建物がたくさんあって、そこを借りて爆音を鳴らすことが可能なのよ。誰も文句を言う人なんかいないから。実際素晴らしい環境だった。LAに広がる青い空の下、それに反発するようなサウンドになっちゃったのよね(笑)」ともコメントしており、彼らがLAのクリエーターから触発されたサウンドにも期待だ。



<リリース情報>

ザ・ティン・ティンズ 『ザ・ブラック・ライト』

ザ・ティン・ティンズ
『ザ・ブラック・ライト』
発売日:2018年10月26日(金)
品番:SICX-107
価格:スペシャル・プライス Y2,200(+税)
※国内盤のみボーナス・トラック1曲収録

1. イストレインジド
2. ベイスメント
3. A&E
4. ブラックライト
5. アースクェイク
6. ファイン・アンド・ダンディー
7. ワード・フォー・ディス
8. グッド・グリーフ
9. スーヴェニア(※国内盤ボーナス・トラック)

Rolling Stone Japan 編集部

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