人気の夏フェスが提示する、 環境面での取り組みとは?

By RollingStone Japan 編集部

1107_mc_01_01

この6月から、すでにBig BeachやTAICOCLUBなどが始まっており、本格的にフェスティバルの季節到来。今年は震災もあり、電力や環境面への私たちの意識も一段と高い。そんな中、おなじみの人気フェスティバルが、環境に配慮したどのような活動をしているかをご紹介。  まずはフジロックフェスティバル。今年15回目を数える、日本に夏の風物詩を根付かせた老舗フェスは「自然と音楽の共生」を目指し、森とのふれあいに熱心に取り組んできた。2002年からは自然の中の散策を可能にするボードウォーク(木道)を設置。ステージ間を行き来しながら森林浴を楽しむことができるように。さらに“国際森林年”である今年は、開催地である新潟県及び湯沢町と「フジロックの森プロジェクト」と題した協定を組み、ボードウォーク周辺の国有林で、下草刈りや間伐といった整備を、林野庁と連携して行っていくという。手入れをすることで、CO2吸収や土砂崩れの防止など、森林が本来持つ機能が健全に行われるのだそうだ。
 もう一つ、環境問題といえば忘れてはならないのがap bank fes。もともと環境保全のための非営利融資団体として03年に発足したap bankは、05年から開始したフェスティバルにおいても、徹底した環境対策を実施してきた。09年には、マイ箸・マイカトラリーの持参を必須にし、忘れてしまった人には間伐材を使った箸・カトラリーを1つ50円で販売。また今年の「ap bank fes’11 Fund for Japan」は、イベントの収益金のすべてを震災の復興支援に充てることを発表している。

1107_mc_01_02

 両フェスともに、今年一番懸念されるエネルギーの問題にも以前から意欲的だ。例えばライヴ照明に一部LEDが採用されていたり、バイオディーゼル燃料や太陽光発電による電力の使用を積極的に行ったり。フジには社会問題に対する理解を深めるためのNGOヴィレッジがあり、ap bankではさまざまなゲストを迎えた環境に関するトークセッションを初開催から一貫して行っている。
 規模の大きな野外フェスでは、どうしても自然やエネルギーに負荷がかかるが、少しでも多くの知識と意識を持って参加したいと思う。

ap bank fes’11 Fund for Japan
7月16日(土)~18日(月・祝)
http://fes.apbank.jp

FUJI ROCK FESTIVAL ’11
7月29日(金)〜31日(日)
http://www.fujirockfestival.com/

Text by Rei Ogura(RSJ)

RECOMMENDED

TREND