2015.11.10 00:00
サニー・ボーイ・スリムの物語
ゲイリー・クラーク・ジュニアが多才であるのは喜ぶべきことであり、かつ不幸なことでもある。2012年の『ブラック・アンド・ブルー』は、ブルースやジミ・ヘンドリックスを思わせる生々しいソロ、艶のあるモダン ...
2015.11.10 00:00
ヒット・アンド・ラン フェーズ・ワン
プリンスのニューアルバムは、「1999」や「レッツ・ゴー・クレイジー」といった楽曲にさりげなく触れながら開幕する。しかし本作は、これら80年代の名曲の焼き直しではない。休むことを知らない現在のプリンス ...
2015.11.10 00:00
This Tiny World
1枚めのソロアルバム『SIDE EFFECTS』を発表して今年で30年目を迎える松尾清憲が、“30周年記念プロジェクト”の一環として4年ぶりの新作を発表。ビートルズやビーチ・ボーイズなど偉大な先輩たち ...
2015.11.10 00:00
EXTRA 11
一昨年、6人編成へと生まれ変わったキリンジの新作は、6月にビルボードライブ東京で行われたライヴ音源に手を加えて再構築したもの。ライヴではアコースティックな楽器を中心にしたアレンジが施されていて、アルバ ...
2015.11.10 00:00
ワンズ・アンド・シクシズ
ロウは過去20年間、インディロックの世界のなかで最もミニマルな音作りをするバンドとして活動してきた。しかしそんな彼らが、11作目となる本作でよりポップに、大胆な一歩を踏み出した。「What Part ...
2015.11.10 00:00
クリッシーベイビー・フォーエヴァー
ガールズを脱退してソロの道を選んだクリストファー・オウエンス。今年6月にネットで配信された新作が、CDとしてリリースされた。今回はすべての楽器を演奏していて、女性シンガーのハンナ・ハントがヴォーカルで ...
2015.11.10 00:00
ATOM
東京出身のふたり組、ロット・バルト・バロンのセカンド。ゴッドスピード・ユー!ブラック・エンペラーなどカナダのインディ・シーンを支えるスタジオ、ホテル2タンゴでレコーディングされた今作は、現地ミュージシ ...
2015.11.10 00:00
ゲイツ・オブ・ゴールド
いまやアメリカンロックの重鎮としての風格も感じさせるロス・ロボス。スタジオアルバムとしては5年ぶりとなる新作には、どこかヴィンテージな香りが漂っている。バンドのルーツを振り返るように、自分たちの血と肉 ...
2015.11.10 00:00
Pagans in Vegas
「The Shade」で“すべてが欲しい!”と歌うエミリー・ヘインズ。こういった率直さは、彼らの10年にわたる活動を総括するのに適していると言えよう。その間、彼らの音楽は大きく変化した。本作でのヘイン ...
2015.11.10 00:00
フェイディング・フロンティア
ブラッドフォード・コックス率いるディアハンターの新作は、アニマル・コレクティヴなどを手がけたベン・アレンがプロデュース。ガレージロックを独自に消化した前作に比べると、キーボードがふくよかな彩りを加える ...
2015.11.10 00:00
THE MEMORY HOTEL
新世代シティ・ポップの歌姫、一十三十一は、アートワーク、歌詞、サウンドを通じて、一本の映画のようにアルバムを作り上げていく。今回はホテルを舞台にしたミステリアスな物語で、クニモンド瀧口、Dorian、 ...
2015.10.10 00:01
コンプトン
ドクター・ドレーこと、アンドレ・ヤングは多作でありながら、忍耐強くもある。ドレーが仕事を休んだのは一度もなさそうだが、彼の最後のソロ作品からはすでに16年が経過している。彼はその間、1992年の『ザ・ ...
2015.10.10 00:00
ポイズン・シーズン
デストロイヤーのダン・ベイハーは、インディロック界において最も独創的であり、最も予測不可能な人物と言える。2011年にリリースした前作『Kaputt』は、80年代初期のAORに独特の解釈を加えて作った ...
2015.10.10 00:00
EELS & PEANUTS
鈴木惣一朗(ワールドスタンダード)と直枝政広(カーネーション)による異色デュオ、ソギー・チェリオスの2作目。音楽性や性格は違うものの、1959年生まれで同世代のふたりが、アイデアを持ち寄って曲を作り上 ...
2015.10.10 00:00
ペイパー・ゴッズ
古巣のワーナーと契約したせいか、アイドル時代に戻ったようなジャケに驚かされる5年ぶりの新作。そのサウンドはジャケに負けないくらいカラフルで、ポップスシーンの新鋭、マーク・ロンソンや80年代に彼らのヒッ ...
2015.10.10 00:00
ホワット・ウェント・ダウン(通常盤)
UKのアートロックバンドであるフォールズは、アリーナで歌われるにふさわしいアンセムを得意とする。彼らの4作目でバンド史上最高傑作となるこのアルバムは、ダークで切迫した雰囲気を醸し出している。特に、ファ ...
2015.10.10 00:00
ビリーヴ・アイム・ゴーイン・ダウン…
J・マスキスやキム・ゴードンが一目置くシンガー・ソングライター、カート・ヴァイル。エリオット・スミス等を手がけたロブ・シュナップがプロデュースする新作は、フィンガーピッキングでの弾き語りにバンジョーや ...
2015.10.10 00:00
ミュージック・コンプリート
ピーター・フックの脱退に揺れたニュー・オーダーが完全復活! エレクトロニック路線に舵を切った新作には、バンドの魅力が余すところなく詰まっている。ケミカル・ブラザーズのトム・ローランズがプロデュースで参 ...
2015.10.10 00:00
ディプレッション・チェリー
これまで4枚のアルバムを発表してきたビーチ・ハウス。彼らはその作品で、聴く者の心に“無上の喜び”と“喪失感”を同時に喚起させるという、類いまれな技を駆使してきた。ギタリストのアレックス・スカリーのメロ ...
2015.10.10 00:00
飛翔(Standard Version)
昨年、ラストアルバム『永遠(TOWA)』を発表したピンク・フロイドのヴォーカル兼ギタリスト、デヴィッド・ギルモアによる9年ぶりのソロアルバム。ギルモアはエモーショナルなギターを弾きまくり、ベースやピア ...