FLOWER OF WOMAN ファッション  FASHION


FLOWER OF WOMEN feat. 栗山千明

fow ck FLOWER OF WOMEN feat. 栗山千明

ドレス 21万2100円(BOWIE/LAKIC ☎03-6419-3042)

女優としてのキャリアは10年以上、ベテランと言っても過言ではない栗山千明。 少女のようなイノセンスと大人の妖艶さ──栗山千明が危うい“華”を咲かせた。

まさにロックンロール・サーカスとも言うべき作品が生まれた。女優としてのキャリアは言うまでもない栗山千明は、大の音楽好き、さらにいえば、ロック好きである。10年に流麗なミディアム・バラード「流星のナミダ」で歌手デビューを果たした栗山は、その約1年後、「可能性ガール」というポップ・ロックを携えて戻って来た。曲を手掛けたのは、日本が誇るロックンローラー布袋寅泰。その数ヶ月後には浅井健一が、さらにその2ヶ月後には椎名林檎が、曲を提供し、立て続けにシングルをリリース。そして、翌月にデビュー・アルバム『CIRCUS』を発表するに至る。正に大型新人としては、申し分のないスタートを切ったのだ。

「とりあえず言うだけは言えるじゃないですか(笑)。だから、とにかく好きなアーティストの方々の名前を出して曲のオファーをしてもらったんです。まさかこれだけの方々に曲を書いていただけるなんて、想像もしていませんでした。『え、何、夢? 何が起こってるの!?』みたいな(苦笑)」

確かに新人としてはありえないほど豪華なメンバーが揃っている。だが、それはただの新人ではなく、女優・栗山千明のデビューだからこそ、強者ぞろいのアーティストたちがむしろ楽しんで参加したのだろう。

「ホントに芝居をやってきて良かったなと思いましたよ。面白かったのは私を見た作品(映画やドラマ)によって、印象が全然違うんですよね。私をイメージして曲を書いてくださってるんですが、みなさん、こんなにも違うんだなって。曲をいただくたびにビックリしたし、うれしかったです」

布袋は元気でポップな側面を、浅井は妖艶でダークな一面を、そして椎名は直情的な“女の子”らしい栗山を表現した。そのほかのアーティストたちも同様に、彼ら独自の“妄想”を結実させ、実にバラエティに富んだ楽曲が集まった。アルバムのタイトルはそのバラエティの豊かさに所以する。

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「スタッフと『ホントに素敵な楽曲が集まったね。それにしても見事にイメージがバラバラで、サーカスみたいだね』って話になって」

かつてローリング・ストーンズは、様々なゲストを呼んでのショーを撮影しておきながら、長らくお蔵入りにしていた。エリック・クラプトンやザ・フー、ジョン・レノンに至ってはこのショーのためのバンドを組んだほどの力の入れようだったという。約30年の歳月を経て、世に出たその作品の名は『ロックンロール・サーカス』。栗山は21世紀日本におけるそれを、まったくの無自覚で作り上げてしまった。日本のロック界に、いずれ彼女は新たな旋風を起こすだろう。今はそれを待つ。彼女の音楽活動は、まだ始まったばかりなのだから。

CHIAKI KURIYAMA

栗山千明 ● 1984年生まれ。99年、映画『死国』で女優デビュー。03年、タランティーノ監督作品『キル・ビル Vol.1』に出演し、世界に衝撃を与える。以降、映画、ドラマなどで活躍する。10年、「流星のナミダ」で歌手デビュー。昨年3月にはファースト・アルバム『CIRCUS』を発表。今年1月11日に、同作品に2曲を追加し、新たな曲順、アートワークを施した『CIRCUS Deluxe Edition』(期間生産限定盤はDVD付)をリリースしたばかり。

fow ck CD FLOWER OF WOMEN feat. 栗山千明
『CIRCUS
Deluxe Edition』

Defstar
発売中

Photographs by Genki(BNF)
Flower design by Naoe Maeda(beebien)
Hair by Sayuhda (S-14)
Makeup by Hirotaka
Styling by Ume
Text by Haruhiko Banno (RSJ)
Special Thanks to beebien(www.beebien.com)


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