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エレファントカシマシの全国ツアー最終日をレポート!

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6月19日(日)、TOKYO DOME CITY HALLで行われたエレファントカシマシCONCERT TOUR2011“悪魔のささやき~そして、心に灯を灯す旅~”のステージを観た。
この日は、4月2日の新潟から始まった全25都市27公演の最終日。言うまでもないことだが、震災後の心痛めた日本をエレカシは縦断してきたことになる。個人的には、震災後に一番観たかったのがエレカシのライヴだった。何か震災に関するメッセージがエレカシから聴きたかったわけじゃない。ただ、この4人の男が醸し出す、そのリアリティを感じたかった。

今回の震災ではインターネット・メディアのおかげで人命救助の手助けや、さらに被災地の方々への応援メッセージが容易に行え、国全体に何か大きな連帯感が生まれた。その一方で個人的には弊害も感じた。自分の取るべき距離感がわからなくなった。すべてが自分のすぐ隣で起きているようだし、情報のスピードも、ほぼ事が起こるのと同時。被災地から離れた、自分のあるべき距離にいて、そこでしかできないことをする……そんなある種のリアリティが欠如して行く自分がいた(距離感をつかみたいこともあり、被災地へボランティアにも行かせて頂いた。結果、距離感に関しては混乱したままだった。ただ、それとは別に復興に向けてのお手伝いはしたく、今後もボランティア活動は続けます)。

エレカシの唄は、いつもリアルだ。それは体験したことを唄っているからというような安易な理由ではない。いつも唄う事象との距離が等しいのだ。急に近くを唄ったり、急に見えない遠くを唄ったりはしていない。宮本浩次という天才は、時代に急かされるわけでもなく、時代を追いかけるわけでもなく、常に自分の人生を歩いている。そこで怒ったことも、泣いたことも、笑ったことも、獲得した勇気も、常に同じ距離感で唄っているように感じる。
そして、ライヴも同様だ。ライヴで、宮本は感情を爆発させる。驚くほど優しい声で唄ったかと思えば、恐ろしいほどの狂気を見せつける。でもその距離感はすべて、宮本が生きるなかで獲得してきたリアリティだと思う。そのリアリティが今の日本にはどれほど足りないかが、エレカシのライヴを観ていると分かる。

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演奏曲についての詳細はセットリストを参照してほしい。また、その空気感を味わいたい人はエレカシの公式HPに今回のツアーのダイジェスト動画がアップされているのでそれを観てみるのもいい。

http://www.youtube.com/elekashiofficial

ただ、エレカシの放つリアリティはやはり会場で体感するに尽きる。

秋(9/17)には日比谷野音でのライヴも決定している。是非それを体験して欲しいと思う。


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